二酸化塩素とは
○ 優れた殺菌・漂白及び環境浄化剤として全世界で最も実績をもつ物質です。
○ 2001年に米国ハート議員会館の炭疽菌汚染の際に、米国政府が二酸化塩素ガスを使用して殺菌処理を行ったことにより、改めてその優れた殺菌性と安全性、低腐食性が立証されました。
二酸化塩素の安全性
○ 二酸化塩素は世界有数の厳しい評価基準を持つFDA(米国食品医薬品省)やWHO(世界保健機構) などで安全性が証明・保証され、アメリカ・カナダ・欧州など先進諸国では、既に浄水やプールに注入 され使用されています。
○ また、日本でも2000年には、厚生労働省により水道水への残留許可が報告されており、動物や 人間(間接的)に対する経口毒性試験、皮膚一時刺激性試験においても極めて高い安全性が立証 されています。
【二酸化塩素性に対する公的認定一覧】
機関 | 認定内容 |
厚生労働省、経済産業省 | 飲料水の処理等 |
WHO(世界保健機構) |
A1クラス |
JECFA(国連食品添加物専門委員会) | 食品添加物使用許可 |
EPA(米国環境保護局) | 飲料水、工場排水処理、環境浄化用に使用認可 |
ウイルスについて
ウイルスとは基本構造として、粒子の中心にあるウイルス核酸と、それを取り囲むタンパク質の殻から構成された粒子のことです。
例えばA型インフルエンザウイルスは、エンベロープという膜状の構造(タンパク質の殻)を有しており、エンベロープはウイルスの感染に重要な役割を果たしています。(図1 Wikipedia “インフルエンザウイルス”より一部改変)
エンブロイ社製二酸化塩素の除菌メカニズム
エンブロイ社では2液を混合させることによって「発生期の酸素(O)」を発生させ、その優れた酸化力でタンパク質を変性させることによって除菌をしています。
そして、細胞膜(インフルエンザウイルスの場合はエンベロープ)はタンパク質でできており、「発生期の酸素(O)」がこのタンパク質を変性させ、破壊する事で細胞は爆発し、壊れて(死滅)しまいます。(図2)
図1 A型インフルエンザウイルスの構造とエンベロープ
図2 除菌メカニズム
二酸化塩素水溶液の特長
○弊社二酸化塩素水溶液は、安定剤により安定化させた「安定化二酸化塩素」に「活性剤」を加えた2液混合方式を採用しています。
○2液を最適な比率で混合することで、強力な除菌・消臭効果を長時間安定して発揮します。
2種類の二酸化塩素剤
①水溶液タイプ
①安定化二酸化塩素(水溶液)に活性剤を加えます。
②スプレーなどで噴霧します。
③二酸化塩素(ClO2)から酸化塩素(ClO)と「発生期の酸素(O)」が生成されます。
④この「発生期の酸素(O)」が空気中に長期間浮遊、滞留し、ウイルスや臭い物質などに ポジティブに働く(酸化)ことにより、消臭・除菌します。
②固形タイプ
①二酸化塩素の成分を含ませた鉱物(セピオライト)を密閉した袋に入れます。
②密閉された袋を開けると、空気中の炭酸ガスに触れることで反応し、徐々に二酸化塩素ガスを発生させます。
③従いまして、袋を開けなければ長期間の保存が可能となります。
強力・即効性の高い 除菌・消臭のダブル効果
病原菌の細胞膜に直接作用して、瞬時に破壊(=除菌)。
ニオイの主成分を酸化分解(=消臭)
根本的作用で除菌も消臭もするので非常に強力で即効性があります。
○2液を混合させることによって発生する「発生期の酸素(O)」には非常に強力な酸化作用があります。
そのため悪臭の元となるアンモニアなどの8大悪臭を科学的に分解して臭いのない物質に変化させます。
少ない刺激臭
○これまで塩素系製品はその独特の鼻にツンと来る塩素臭がネックでした。
CLシリーズは、安定化二酸化塩素を使用しており、さらに2液混合により、効果の強さ、持続力はそのままに、安全で塩素臭が少ない製品を実現しました。
高い安全性
○トリハロメタンなどの有害な化合物は生成しません。
○水溶液、固形剤ともに乳幼児(体重3kg)の許容経口摂取量0.017ppm以下の安全基準濃で商品設計しています。
安全性
試算はダイソー㈱研究センター
二酸化塩素水溶液を噴霧した場合の人体への影響として
1.噴霧した水滴から気化した二酸化塩素ガスによる人体への影響
2.ミストの吸入による人体への影響 の2点が考えられます。
1.噴霧した水滴から気化した二酸化塩素ガスによる人体への影響
CL-100(弊社製スプレー)を6~8畳間で使用し、換気回数を1回/2時間と仮定すると空間の 二酸化塩素濃度は0.0003ppmとなり、0.017ppm(安全基準濃度)/0.0003ppm(空間二酸化塩素濃度)≒57回/2時間 よって2時間当たりの噴射回数が 57回以下(1回あたり10プッシュの場合)であれば空間濃度は 安全基準濃度以下となります。(1分に約1回の頻度)
2.安定化二酸化塩素の主成分である亜塩素酸塩を経口摂取した場合
●生体への最も一般的で主要な影響は、酸化性ストレスによる赤血球の変化と考えられます。
●空間:6~8畳間、空間の水滴濃度:0.018X(mℓ/m3) Xは噴霧回数
●乳幼児の体重:3kg、呼吸量:1.74(m3/日)、経口摂取許容量0.7mℓ/日 と仮定すると、呼吸による摂取水滴量は、0.018X × 1.74 = 0.01X(mℓ/日)となり、経口摂取の許容量は 0.7mℓ/日 なので、X= 0.7/0.01 = 70
よって、1時間当たり70回以内(1回あたり10プッシュ)の噴霧であれば許容摂取量以下に抑えられます。
抗ウイルス試験 ㈶北里環境科学センター調べ
殺菌効果試験 ㈶日本食品分析センター調べ
二酸化塩素(二酸化塩素濃度500ppm)を所定量に希釈し(それぞれ5ppm、0.5ppm、0.2ppm)、 黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎球菌、赤痢菌に対しての殺菌効果試験を行いました。
消臭効果試験 ㈶メイプルバイオラボラトリーズ
60cmx60cmx90cmの密閉容器中に臭気源(1ml)を染み込ませた濾紙を吊り下げて臭気を充満させ、5分後に濾紙を取り出してから容器の臭気を測定し初期値としました。そして、弊社の超音波噴霧器CL-2000Wを作動させ、噴霧を容器中に入れ、2分後、5分後、10分後にそれぞれ臭気を測定しました。
安全性 試算はダイソー㈱研究センター
○乳幼児(体重3kg)の許容経口摂取量0.017ppm以下を安全基準濃度と設定します。
○床面積6~8畳間の空間で、換気回数を1回/2時間と仮定します。
○固形剤1gあたりのガス発生量:0.009mg/g/hr 仕込み量:60gとします。
以上の条件をふまえて二酸化塩素ガス濃度を調べると、以下のグラフになります。
弊社で使用している、固形二酸化塩素剤では60gで6畳間・2hに1回換気において、到達濃度 0.007-0.010ppm でありますので、今回設定いたしました安全基準濃度以下となります。
カビ成長抑制効果の確認 大阪市立工業研究所にて試験実施
細菌、真菌をマイクロプレート上の培地に接種し、20リットル容器中に固形二酸化塩素剤(2g、4g)と共に入れ、密閉して27度で20時間放置して培地上の微生物の育成状況を調べました。
消臭試験 ダイソー㈱研究センター調べ
アルミガスバックに試験片(5g)を入れ密閉します。そしてガスバックに各種臭気ガスを5L封入し、恒温恒湿機内にて温度25℃の条件で保管し、時間経過毎に検知管にて濃度測定を実施しました。